2021/09/25
マイクロソフトの新しいデバイス「Surface Dial」が発表されました。
Surface Studioのオプション機器として設計されていますが、他のSurfaceシリーズ、Windows10搭載のPCで使用可能なのでしょうか。
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Surface Dialとは
Surface Dialは、ペンを使用している時のサブ入力装置的な扱いで、ショートカットキーを登録して利用したり、ボリュームを操作したり、画像ソフトやCADなどで拡大縮小・回転などの操作ができます。
Surface Studioでは液晶の上で置いて使用することで、カラーパレットの役割を担ったりします。
キーボードとマウスの組み合わせはベストですが、ペンとキーボード・ペンとマウスの組み合わせは非常に使いにくいです。このSurface Dialはペンと複合的に使うことで、ペンやDialから手を離すことなく使えるのが魅力的といえます。
Surfaceシリーズ・PCでの使用
Surface Studioと同時に発表されましたので、Studioでの使用可能なのはわかりますよね。
では、Surface BookやSurface Pro 4、それ以前のSurfaceシリーズ、Windowsを搭載したPCではどうなのでしょうか。
Surface BookとSurface Pro 4は公式で対応と書いてあります。
また、アニバーサリーアップデートを適用したWindows10搭載のPC(Bluetooth4.0LE接続)でも対応するようです。
Surface Pro 3以前、Surface 3などはWindows10 アニバーサリーアップデートが適用されているのであれば対応しているという認識で良いと思います。
ただし、液晶の上に置いて動作するのはSurface Studio限定の機能となっています。
スペック
サイズ | 直径59mm 高さ30mm |
---|---|
重量 | 145g(バッテリー込) |
素材 | 表面はアルミニウム |
バッテリー | 単4電池 2本使用 1日4時間使用で12か月 |
保証 | 1年 |
対応ソフト | Bluebeam (Revu) Drawboard (Drawboard PDF) Mental Canvas (Mental Canvas Player) Silicon Benders (Sketchable) Smith Micro (Moho 12) Spotify (Spotify) Staffpad (StaffPad) Windows (All) Word, PPT, Excel (Office Win32) OneNote (UWP version) Windows Maps Plumbago Sketchpad Groove Music PewPew Shooter Microsoft Photos Paint |
価格と発売日
アメリカでの販売価格で$99.99
日本で発売されるなら12,000~15,000円くらいでしょうか
感想など
ペンを右手に、左手にSurface Dialという使い方が定番になりそうです。
マウスやキーボードを使う場合には使いにくいと思いますが、ペンとの相性はバッチリだと思います。
個人的には面白いデバイスだとは思いますが、デザイン関係の方以外での使い道があまり無さそうな印象ですね。
クリックと長押し、回転の動作が可能で、ショートカットも登録できるようです。
デザイン関係じゃない個人の方が使おうとすると、マップの拡縮、Office(Word/Excell/PowerPoint)での拡縮、スクロール、ペン先の変更。Spotify、Groove Music等でのボリューム調整くらいの使用感でしょうか。
1万円ちょっと出して買うデバイスではないですね。
ショートカットキーの登録がメインであれば、いろんなメーカーが出していますので魅力はありません。
現行のSurface BookやSurface Pro 4の液晶上でも認識するのであれば話題性で買ってみようかなと思う人もいるかもしれませんが、そういった使い方も出来ないのでは普及するのは難しそうです。
動画編集でジョグコントローラーとして使えるなら買ってもいいかなと個人的には思います。
回して操作するという機能に特化するソフトなどがあれば化ける可能性もあるかもしれません。