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Apple Watchの悩まない選び方

time 2016/11/18

Apple Watchの悩まない選び方

これからApple Watchを買おうと思っている方、実際に調べてみるといろいろバリエーションがあり、どれを買えば良いか分からないなんてことないですか?
ここでは、私が買った時に迷ったポイントを参考にどのモデルを買えば良いのか考えていきたいと思います。

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Series1とSeries2 どちらが良い?

Series1とSeries2の違い

Series1は初代Apple WatchにCPUのチップを変更したものです。
初代よりは処理能力が高くなっていますが、それ以外の機能は全く同じです。

Series2(以下、S2)はSeries1(以下、S1)よりも上位のチップが搭載され、GPSFeliCa防水の機能が追加されています。

価格はS1の方が1万円安いです。

FeliCaの必要性

FeliCaを使用するのは、主にお店での支払いや電車・バスなどの交通機関での支払いです。
QuickPay、iD、Suicaでの決済をする予定がない方はS1でも大丈夫です。
(今後のバージョンアップで利用できる決済やプリベイトカードなど拡大する可能性もあります)

S1ではFeliCa未搭載のため、QuickPayやiD、Suicaでの支払いは出来ません。
ただし、登録したカードをアプリ内での決済方法として使用することが出来ます。
お店でもアプリを使った決済方法を行っている所もありますので、そちらでは使用が可能です。
iPhone6 / 6s / SEでも利用できますので、実感が沸かない方は試してみてください。

Apple Payが使えるクレジットカード
AppleがiPhone 7 / 7 Plus、Apple Watch Series 2に日本仕様としてFeliCaを搭載します。10月から日本でスタート予定のApple Pay、分かりにくかったので調べてみました。Apple PayとはAppleが提供する決済システムで、クレジットカードやプリベイトカードを登録しておくことで、現金やカードを持ち歩かなくても、iPhoneやApple Watchがあれば買い物が出来るというシステムです。簡単に言うと、Apple版おサイフケータイですね。iPhone6s以前はNFC対応のチップが組み込まれており、日本ではFeliCaチップが主流のため利用できませんでした...

お店で支払い

コンビニなどではQuickPayやiDは普通に利用できます。
nanacoやWAON、Edyなどの電子マネーで支払いをしている場合、現時点ではApple Payは非対応ですので使えません。普段から電子マネーの使用でポイントを貯めている方にはメリットはないと思います。(今後の拡大に期待)

電車・バスで支払い

現在、Suicaしか使えませんので、普段からJR東日本エリアの方は非常に便利になると思います。
JR東日本以外のエリアの方はSuicaで電車やバスに乗ることはできますが、Suicaでは定期が買えませんので通勤・通学には各エリアのカードを利用することになりますので、Apple Payの恩恵はありません。

iPhone6s以前の機種でApple Watch S2を考えている方、お持ちのSuicaカードを読み込ませることはできません
Suicaカードを登録する場合はiPhone7 / 7Plusが必要です。
Apple Watch S2のみの場合は、モバイルSuicaで新たにカードを作って、それをS2に登録する形になります。

GPSの必要性

通常はiPhone側のGPSを使用しますので、自転車などでのワークアウトなどiPhoneを持っていても邪魔にならない場合などは特に必要ないと思います。
ジョギングやウォーキングなどiPhoneを持って行うには適さない運動をする場合に、Apple Watchだけでワークアウトを利用できるメリットがあります。

iPhoneを持たずに使用する時にGPSを使うことになると思いますが、ほとんどの場合においてiPhoneとセットで持っていることが多く、ワークアウト以外でのメリットは今のところ思い当たりません。

今後のアプリ開発でGPSを使ったWatch用アプリが出てくると面白いかもしれませんが…(ポケモンGoとか?)

防水機能

プールや海、雨でも走る人などは重要かと思います。
この防水機能ですが、水流が激しくてもダメ、水深も50mまでということで、マリンスポーツには向きません。
プールでの着用も禁止されている場合が多く、ウェアラブル端末を着けたまま入れるプールを探す方が大変です。
身近にウェアラブルを着けて入れるプールがあり、水泳などの運動を日常的に行っている方は活用できると思います。

防水機能に迷っている方は、まずはApple Watchを着用して入れるプールが近くにあるかどうかを調べることから始めてみてはいかがでしょう。

いかがですか?FeliCa、GPS、防水のどれか1つでも欲しいと思いましたか?
必要と思ったのであればS2を選択してください。

38mmと42mm どちらが良い?

これ、結構迷いますよね。
女性は38mm 男性は42mmと簡単に区別できれば迷わなくても済むのですが…

目安としては手首周りが160mm以下の場合、38mmの方が合うと思います。
180mm以上の方は42mmの方が良いかなと。ただし190mmの方でも38mmで違和感はないと思います。

サイズに関しては考えるよりも試着してみた方が良いので、お近くの取扱店へ足を運んでみてください。
Apple Watch S2が置いてなくても、初代Apple Watchなどが展示されていれば、大きさは同じなのでイメージは掴みやすいと思います。

近くにApple製品を扱っているお店がない方は実寸サイズのPDFを用意しましたので、切り取って手首の上に乗せてみてください。

ただ、42mmの方が操作は確実にしやすいです。
装着する度にパスコードを求められ、数字をタップしなくてはいけません。
他にもタップしたりスライドさせたりすることも結構ありますので、指が太い方は42mmの方がタッチもしやすいのではないでしょうか。

アルミとステンレスの違い

S1かS2、38mmか42mmとクリアしてきたら、今度はアルミかステンレスの問題が発生します。
セラミックのEditionモデルで悩む方はあまりいなさそうな気がしますので割愛します。
S1の方はアルミしかありませんので悩む必要はありません。

S2の方、どっちがいいですか?もう好みの問題です。
ステンレスの方が見た感じはかっこいいですよね。
ただし、腕時計として見るのか、ライフログを記録できるウェアラブル機器として見るのかで選択肢は変わってきます。
まずはアルミとステンレスの違いを見ていきましょう。

ガラスの違い

アルミはIon-Xガラス
ステンレスはサファイアクリスタルガラス

傷に強いのは強度が強いサファイアクリスタルガラスです。
iPhoneの背面カメラにもサファイアクリスタルガラスが使われています。
サファイアはダイヤモンドの次に硬い材質と言われていますので傷は付きにくいですが、意外と割れやすいという声もありますので過信は禁物です。

Ion-Xガラスはガラスでも強度の高いガラスです。
簡単には傷つかないレベルの強度はありますが、砂埃が付いたハンカチなどで拭いたら1発で傷つきます。
砂埃が表面についたりした時などは特に注意が必要です。
また、コンクリートの壁などに当てないよう注意していれば大丈夫です。
ただ意外と時計ってゴツゴツ当たるんですよね…

アルミ加工とステンレス加工

輝きがあるのはステンレスです。輝いてるから見た目も良いですよね。
初代Apple Watchでも言われていましたが、ステンレスは傷が目立ちます。
そんな時は研磨剤で磨いてあげると目立たなくなります。

アルミの方は意外と傷つかないし、傷ついてもマットな感じなので目立たないです。
iPhoneやiPadと色合いを合わせることができるのが最大の魅力だと思います。

ジェットブラックな方はブラックステンレスですけど…

重量の違い

見た目に注意が行きがちですが実は重量もかなり違います。

アルミ ステンレス セラミック Series1
38mm 28.2g 41.9g 39.6g 25g
42mm 34.2g 52.4g 45.6g 30g

S1モデルが1番軽いですね。S1は厚みがS2よりも0.9mm薄いので軽くなるのも分かります。

アルミモデルよりステンレスモデルの方が約1.5倍重いですね。
数字では微々たる差なんですが、運動したりする時などは重みの違いを感じるのではないでしょうか。
他にもベルトの重量も加わってきますので、ミラネーゼループやリンクブレスレットタイプの場合はかなりの重さになると思います。

その他、同梱の充電器の裏面がステンレスかプラスチックかの違いがあります。

価格

38mm 42mm
S1 27,800 30,800
S2アルミ 37,800 40,800
S2ステンレス 55,800 60,800

各モデルともスポーツバンドモデルの場合(税抜価格)

価格差が2万円ほどあります。
この先Apple Watchがどれくらいの周期で後継機種を出してくるのか分かりません。
初代からS2は1年半でしたが、S3が1年後なのか2年後なのか。
S3、S4と続いた時、買い替えるのであれば、高い機種は避けたいところです。
サイクルが分かるようになって、下取りもiPhoneみたいに優遇されていればステンレスモデルも良いと思いますが、現状だとアルミでも良いかなと思います。

重量を気にする方はアルミモデル
見た目を重視する方はステンレスモデル
今後iPhoneと同じように買い替えていく場合はアルミモデル

私の場合はステンレスモデルが第一印象で良かったんですが、黒のアルミモデルにしました。
価格が高いこと、将来買い替える可能性があること、上から見た時に液晶部分に目が行くので、サイドのアルミ部分は気にならなかったこと。他人からの見え方は一切考慮していないことなどが理由です。

色について

色は個人の主観がすごく入りますので、自分の気に入るものを選んでください。
価格の面では、アルミ<ステンレスシルバー<ブラックステンレスとなっています。
ブラックステンレスはステンレスの上にDLC(ダイヤモンド ライク カーボン)処理が施されていますので高くなります。
アルミモデルの場合はiPhoneの色と併せても良いと思います。

初期バンドについて

購入時の同梱バンドについては、用途にあったものを選べば良いと思います。
スポーツバンドとの組み合わせのモデルの方が在庫は潤沢と思います。

スポーツバンドは運動した後に水洗いも出来るので便利です。
最初はスポーツバンドモデルにしておいて、他のバンドは別途購入しても良いかなと思います。

運動はしないし、スポーツバンドなんて絶対買わないという方は、好きなバンド同梱のモデルを選んだ方がコストが安くなります。

まとめ

かなり長くなってしまいました。最後まで読んで頂きありがとうございます。
悩みそうなポイントを一通り挙げてみましたがいかがでしょうか?

サイズや材質は私も購入するまですごく悩みました。
購入後に後悔しないように妥協して購入するのだけはやめましょう。
Apple Watch、iPhoneやiPad、パソコンと同じで欲しい時が買い時の商品だと思います。
いろいろ深く考えるよりも買ってしまった方が良い場合もありますよ。

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