2021/09/25
米マイクロソフトが発表したSurface Pro4とSurface Bookの違いを比較していきたいと思います。
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スペック
Surface Pro4 | Surface Book | |
---|---|---|
ディスプレイ | 12.3インチ | 13.5インチ |
画面解像度 | 2,736×1,824ピクセル 267PPI 約500万画素 |
3,000×2,000ピクセル 267PPI 600万画素 |
CPU | 第6世代(Skylake)M3/i5/i7 | 第6世代(Skylake)i5/i7 |
メモリ | 4G/8G/16G | 8G/16G |
GPU | M3:Intel HD graphics 515 i5:Intel HD graphics 520 i7:Intel Iris graphics |
i5:Intel HD graphics 520 i5/i7:NVIDIA GeForce 8G |
カメラ | 前500万画素/後800万画素 | |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB | |
バッテリー | 9時間の動画再生 | 12時間の動画再生 |
サイズ (mm) | 292.10×201.42×8.45 | 312.3×220.2×7.7 *1 312.3×232.1×13.0-22.8 *2 |
重量 | M3:766g i5/i7:786g |
728g *1 1,516g *2 |
同梱品 | 本体、AC、ペン | 本体、AC、ペン、キーボード |
*1 液晶部分を外し、タブレットとして使用した時のサイズ
*2 キーボードを装着した時のサイズ
価格
こちらの記事に一覧を書きましたが、ほぼ同じスペックのCore i5 256GB メモリ8GBモデルを比較すると400ドルほどSurface Bookが高いです。
Core i7でGeForce搭載になると、GeForceが搭載されていないSurface Proよりも500ドル高いです。
Surface BookでGeForceを搭載しないモデルはお得感があまり感じられません。
GeForceが不要な方は、素直にSurface Proを選んだ方が良いと思います。
上記金額から考えるとキーボード部分に400ドル、GeForceに100ドルの価格差があることが分かります。
(CPU等の型番が同じと考えた場合)
Surface Pro4のキーボードは別売りで129.99ドル~159.99ドルですので、キーボード付属のSurface Bookとの差額は少し縮まり、270ドル~370ドル程度の差ということになります。
GeForce 意外と性能低い?
上記価格差を考えた時、GeForceで100ドルになりました。
100ドルのGeForceってかなり廉価版な感じがしませんか?
4gemerさんが気になる記事を書いています。
未発表のGeForce 8GとはいかなるGPUかという話だが,AutoCADがそれほど3D性能を要求しないという事実,そして,そして組み合わされるグラフィックスメモリが容量1GBのGDDR5であるという情報が,スペックを妄想するヒントになるかもしれない。
というのも,NVIDIAのGPUラインナップここ数年を振り返っても,容量1GBのGDDR5が組み合わされたエントリークラス以下のGPUは,「GK208」(と,その前世代モデルである「GF108」)くらいしかないからだ。NVIDIAがMicrosoftのために新規でGPUを設計しているというのであれば話は別だが,そうでないなら,GK208ベース,すなわち,Kepler世代でCUDA Core数384基もしくは192基程度の規模だと考えておくのが妥当ではないかと思う。Microsoftの隠し球は2-in-1 PC「Surface Book」! キーボードドック側に“外付けGeForce”を搭載できる仕様で1499ドルから
この予想が当たりなら期待度はかなり薄くなりますね。
日本で発表された時には、GeForceの性能は要チェック項目です。
タブレット使用時はSurface Bookが軽くて薄い
Surface Bookはバッテリーが液晶部分とキーボード部分それぞれに搭載されています。
NVIDIA GeForceもキーボード側に搭載されますので、液晶部分を外してタブレットとして使用する時はSurface Pro4よりも最大58g軽くなります。
ただし、Surface Proのように、背面の立てかけるヒンジはありませんので立てる時はキーボードが必須になります。
液晶を外して使用する時はバッテリーも6時間程度になっており、GeForceも使えないため、公表はされていませんが、Intel Iris graphics またはIntel HD graphics 520で稼働すると思われます。
常に持ち運ぶことを考えるとSurface Pro4より約730g重いSurface Book(キーボード装着)はデメリットです。
スマートさを求めるのであればSurface Pro4に軍配が上がります。
会社や自宅に据え置きで会議やプレゼン、家族とのコミュニケーションなどの時に液晶だけを持って動くというのであれば、Surface Bookは面白いのではないでしょうか。
まとめ
大きな違いは画面サイズとGeForce搭載、ノートPCとして使用した時の違いの3点です。
この3点の違いに惹かれるのであれば、間違いなくSurface Bookをおすすめします。
私が考える判断基準としては搭載されるGeForceの性能だと思います。
Surface、GeForceというキーワードで気になる方は3Dゲームをプレイしたいと思う人が多いと思います。
Pro3も艦コレが出来るよという触れ込みで爆発的に売れましたので、そういった用途の方にはGeForce次第といえるでしょう。
Surface Pro4のキーボードも年々改良され、Pro3の時点でかなり使いやすくなっていました。
今回はキーピッチも広がり、タッチパッド部分も大きくなっていますので更に快適になっていると思います。
ノートPCのように安定して置きたい、しっかりしたキーボードで入力したいのであればSurface Bookですが、特にこだわりがなければSurface Pro4かなと思います。