2021/09/25
先日のKey Noteでの発表で驚かれた方も多いiPad Pro
iPad Proの目玉機能であるApple Pencilも含めてご紹介します。
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iPad Proとは
iPad Proは従来のiPad Airよりもさらに大きく、12.9インチの画面を持つタブレットです。
OSにはiOS9が搭載され、Apple Pencilというペンが利用可能になります。
画面が大きくなってもiPadで出来ることには変わりなく、新たにペンが対応になったことで絵を書いたりする人にとっては魅力的になりました。
画面が大きくなったことで、スクリーンキーボードがフルサイズになり操作性が向上しています。また、オプションのキーボードを接続することでノートPCのような使い方も可能になりました。
iPad Proのサイズ
305.7×220.6×6.9mm(高さ×幅×厚さ)の713g(セルラーモデルは723g)
12.9インチの大きさで厚さ6.9mmというのはかなり薄いですよ。
前モデルのiPad Airよりも0.6mmも薄いです。
対抗馬となりそうなSurface Pro3は292×201.3×9.1mmなので、縦横は約1インチ大きいこともありiPad Proの方が大きくなりますが、厚みは圧倒的にiPad Proの方が薄いです。重量もSurfaceが800gに対し、最大で87gも軽いです。
比べる方が間違ってるような気もしますが…
iPad Air2との違い
- 9.7インチのiPad Air2に対して12.9インチのiPad Pro
- iPad Air2のA8Xチップから1.8倍高速になったA9Xチップを搭載。グラフィック性能に関してもA8Xから2倍ほど速くなっています。
- 内蔵ステレオスピーカーが4つ搭載されました。
- 筆圧可能なペン入力に対応した。
- 専用端子によるキーボードの接続が可能
気になるApple Pencil
イラストを描く方には気になるApple Pencilですが、筆圧感知で細く、太く書くことができます。ペン先だけではなく、角度も感知するようなので、鉛筆を斜めにして塗るような書き方もできます。
タイムラグもほとんど無いようなので、ペン入力としての使い勝手はかなり良いのではないでしょうか。
ペンのバッテリーは12時間稼働し、ペンの頭部分にはライトニング端子が搭載されています。この端子をiPad Proへ挿すだけで充電ができ、15秒の充電で30分使用できる充電が可能です。
ハンズオンでApple Pencilを触ってきた方の感想
使ってみて感じたのは、その自然さだ。反応速度がきわめて速く、スタイラスにありがちな遅延が感じられなかった。ペン先もかなり細かく認識しているので、殴り書きで細い字を書いても問題は感じなかった。
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描き味が非常に高精度で技術的にもユニークだった。描き味は驚くほどなめらか。遅延も、ペン先の位置ズレも感じない。筆圧の入力感覚もごく自然だ。
iPad Pro現地取材レビュー 素晴らしいApple Pencilとキーボード 「Pro」に込めたアップルの意図 -ASCII.jp-
スマートキーボード
専用の端子から物理キーボードを接続することができるようになりました。
従来のiPadの蓋のように立てかけることもできるのでスタイルはノートPC風にすることができます。
容姿はMicrosoftのSurface Proに非常に似た感じになります。
Appleはキーボードを接続することでビジネスでの使用も想定しています。
物理キーボードは、ソフトウェアキーボードに比べ、画面を邪魔する要素がありませんので、入力するには物凄く便利です。Excelを使うとよく分かるのですが、ソフトウェアキーボードが表示されていると作業効率が凄く悪いんですね。
そういったことが回避できるのは非常に使い勝手が良いと言えます。
と言っても、既にBluetooth対応のキーボードが存在していますので、判断基準になるほどの物ではありませんね。
4つのステレオスピーカー搭載
iPad Proには4つのステレオスピーカーが搭載されています。
縦・横どちらにしても音が全方向から出るというのは魅力的ですね。
公式ページを見ると縦・横に動かした時に音のバランスも変わるみたいですし、動画や音楽を楽しむ時には効果が出そうです。
まとめ
iPad Proの目玉機能は何といってもApple Pencilかと思います。
タイムラグがなく筆圧検知するiOSタブレットとしては魅力十分です。
ビジネス用としての使い勝手としてはマウス機能がないことがデメリットか。
ノートPC風に立てかけて使う場合、画面をタッチするのは非常に困難かと思います。
Office系ソフトはPCで作って、ビューワーとしてiPadというのは今まで通りですが、iPad Proで完結させようと思うと無理があるのではないでしょうか。
Windows系タブレットはノートPCのような使い方ができますが、タブレットとして見るとiOSデバイスにはアプリの量なども含め勝てない感じもあります。
どちらも一長一短ありますので、使う人にとって、どちらが利便性が良いのか判断して選ぶことになります。
まずは11月に展示されたiPad Proを触って判断したいところですね。
Apple Pencilの書き味は是非とも体験してみたいです。